ジャイロ制作室ブログ

ジャイロの制作の裏側、日常を覗いてみましょう

おすすめ

推しTシャツday

先日、私TMとHTさんが、たまたま同じバンドのTシャツを同じ日に着てきたということがあり、みんなの推しTシャツを見てみたら面白いのでは、ということで寒くなる前にTシャツdayをしました。
ドレスコードは、お気に入りのバンドTシャツ、またはTシャツ、Tシャツがない人はお気に入りの服 です。

 

Entry No.01 YKさん
Tシャツではないのと着てこれないネタ服、ということで持参して登場。
生まれてほぼ同じ年月を過ごした地元のイトーヨーカドーが閉店することになり、思わず買ったというヨーカドーグッズの1つ、パジャマ。胸のタグがキュートですね。
こんな公式グッズがあると思いませんでした。そしてほぼ公式グッズは売り切れだそうです。愛…。

 

Entry No.02 YTさん
最近買ったという、好きなバンドRADWIMPSの15周年Tシャツ。それまでのアルバムが並んだデザインです。こんなに並ぶと圧巻ですね…
お気に入りのアルバムを指さしてもらいました。

YTさんは大のじゃがりこファンで、どっちにするか迷ったといって持参したもう一つも見せてもらいました。誕生日でもらったそうです。目にも眩しい真っ赤なTシャツ…かなりのインパクトです。確かにこれは外に出るのは勇気がいる…
今年のクリスマスに着てきてくれるでしょうか(期待)

Entry No.03 RMさん
UNIQLOのUTシリーズで一目惚れして、ついこの間買ったというポケットから人がのぞいているチャーミングなTシャツ。ポケットの中もちゃんとプリントされているんです。
stronger together はともに強くなろうぜ!みたいなかんじでしょうか。
ニューヨークのアーティスト、ジェイソン・ポランの作品とのコラボのようです。
シンプルなのが逆にドローイングの線を引き立てていて可愛いですね。

 

Entry No.04 HNさん
数年前にプレゼントでもらったというgraniphのTシャツは、刺繍がポイントのTシャツ。
ポケットの中もきちんと隠れている動物の体が刺繍されて脚もあるのです。
牛、キリン、鳥と3種類の生き物が刺繍されている中で、鳥だけポケットから飛び立ってしまったので、羽だけ残されたポケットがバックにあり、フロントに飛んできた鳥がいる、というデザイン性の高い、ちょっと物語性もありそうなTシャツになっています。
さすがジャイロのおしゃれ番長…

もう一つ着てきたのは、クラゲのシャツ。こちらもgraniph。
ふわふわただようクラゲが清涼感があります。
独自のラインを持っているというgraniphは刺繍が優れているとのこと。
だからいつもあんなに凝ったデザインの服ができるのですね。

 


Entry No.05 NYさん
数年前にニューヨークのMoMA(ニューヨーク近代美術館)で買ったというキッズサイズのTシャツ。
歴代の有名アーティストの特徴をシンプル且つゆるゆるとしたラフな線で捉えた可愛らしいTシャツです。
黄色い色もポップでいいですね。
よく見るとゴッホは耳が欠けているがにっこり…

 

Entry No.06 RSさん
少し前に買ったという、箱推しのレコードレーベル、ORIGAMI PRODUCTIONの 15周年Tシャツ。
RSさん曰く、普段は2Dの厚みのないロゴが、15周年の積み重なりを表す3D表現になっているとか。
9時間の15周年ライブイベントにも参加したそうです。(熱量がすごい)
シンプルだけど洗練された印象のTシャツで普段も着やすそう!という意見が出ました。
バックプリントの撮影時のポーズがTシャツアパレルサイトのモデルのようです。

 

Entry No.07 HTさん
コントトリオ、東京03の第25回単独公演のTシャツです。様々なフォントで書かれた0と3。
フロントが0でバックが3になっています。色もいい感じの黒ベースに青とビビッドなオレンジの組み合わせ。インパクトがあってコーディネートの主役になりそうなデザインですね。

 

Entry No.08 TM
最後は私、TMは、推しているアニメーションアカウント、BLUE HAMHAMのTシャツです。
ノリのよい音楽に合わせた動きがコミカルなショートアニメを数多く投稿しています。
アニメの背景色そのままのTシャツのカラーとバックプリントでアニメそのままに動き出しそうに感じます。難を言えば自分で後ろが見えないことでしょうか…。

 

お互いの知らないエピソードだったり、意外な好みや遊び心を知ったりと発見の夏の終わりのプチイベントでした。それでもそれぞれの好みやセンスが出ていて面白いのでおすすめです。

タコパ🌮ランチ

恒例のランチ会です。

今回のテーマはタコスパーティー🎉でした。

メンバーでそれぞれ、具や生地を持ち寄って、開催。

何を組み合わせても美味しくなり、わいわいと楽しい時間を過ごしました。

『いつもと違うこと』をすると『良いアイディア✨』が浮かぶので、ときどき開催しています!

2024お花見🌸

4月1日からジャイロの新しいメンバーが加わり、2024年度スタートです!
毎年恒例のお花見、ご近所、かむろ坂でのお花見です。

お花見といっても、お昼がてらお散歩しながら、桜を眺める感じです。
今日は良いお天気で、少し歩くと、ちょっと汗ばむくらいでした。
まだ満開ではなかったですが、今年も桜は綺麗でした!

新メンバー✨

2023年から、ジャイロに新しいメンバーが加わりました。

写真は、恒例となった前回新人のホワイトボードのウェルカムボード。
今までにはなかった飾りつき。うさちゃんのゆるいさがよい💕

今年の新人さんは、なんとCGとVFXに長けているので、表現の幅が広がること間違いなし!

どうぞよろしくお願いいたします〜♪

謹賀新年🎍

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

創立30周年にて新年を迎えることができました。
新たな気持ちで、UI・UXデザインに尽力していきたい所存です!
毎年恒例!メンバーそろって、氷川神社に初詣してきました。

みんなのおみくじは、大吉多め!良い一年になる予感✨

破魔矢

今年は卯年、破魔矢のうさぎ可愛らしい!💕

ジャイロ30周年!

おかげさまで弊社は本日12月10日に創立30周年を迎えました。

これまでのご愛顧に深く感謝申し上げます。

これからも皆様に喜んでいただけるよう、社員一同努力してまいります。

今後とも末長くよろしくお願いいたします。

ran
いただいたお花🌸

「コーダ あいのうた」アカデミー賞3部門受賞!

https://youtu.be/u9nSyk8_lbk

「コーダ あいのうた」がアカデミー賞作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞しました。おめでとうございます!!!

ジャイロでは、現在、聴覚障害に関するデジタル教材を制作しています。(発表前なので詳しいことは書けないのですが)

制作を担当するライターさんの紹介で、「コーダ あいのうた」の試写会を鑑賞する機会があり、社内メンバーみんなで感動体験をしていたので、アカデミー賞をとれたらいいな、と応援していました。3部門での受賞を知り、とても嬉しい限りです。

障害をテーマにした映画やドラマというと、ドキュメンタリータッチのものや、重苦しい印象を受けるものも多いのですが、この映画は全く違います。描き方が非常に多面的で深みがありながら、理屈っぽさや押し付けがましいところは一切ありません。そして随所にユーモアが散りばめられています。

「聴覚障害を持つ家族」は映画の重要な要素であり、その要素があってこそ成り立つ映画なのですが、映画の中で描かれている、家族の中で起こる問題や、子供の成長と親との関係などは、どこの家庭にも置き換えることができます。それが多くの人の共感を得る部分なのだと思います。

主人公は、家庭の中では一人だけ健聴者であるマイノリティの立場。でも大きな夢を持ち、巣立つ時が来ています。我が子の夢を理解しようと努める親の気持ちは、障害とは別の次元で普遍的なものとして描かれています。

ジャイロでは、聴覚障害に関する教材を制作する際、手話通訳をしていただきながら、何度も打ち合わせを行いました。手話通訳を通じた会話は同時通訳付きの国際会議のようでした。打ち合わせを通じて認識したことは、「コミュニケーションの取り方以外は、聴覚障害者も健聴者も、何も変わらない」ということでした。この映画を観て、その認識がさらに深まりました。(コーダの両親も、聴覚障害ではなく別の問題が多々あるはじけた両親です。。)

教材制作も終盤に入っています。引き続き制作を進めていきます。

ゴキブリポーカー

お昼を早く済ませて、みんなでポーカーゲームをしました。

ゴキブリポーカーとは8種の虫などのイラストが描かれたシンプルなカード

スタッフ私物ポーカーです。楽しいものはすぐ共有しちゃうジャイロメンツ。

ゲームですが、簡単に説明しますと、嘘をついている人を当てゲームですね。

嘘を見抜く能力が試されます。そして騙す。。真面目なスタッフばかりなので、展開がなかなか面白かった。

ゲーム説明中
手札を配布!
手持ちカードで、誰を騙すか考えます。決めた相手に一枚渡して、例えば「これはゴキブリです!」と言い、嘘か本当か当ててもらいます。
騙せなかった分が手元に置かれます。
同じ柄が4枚そろうと負けます。。
今回Nさんが負けました。ゲームに忖度はございません♪

20分くらいなので、お昼でもできちゃう🍙。

最後の駆け引きが熱いですね🔥。スタッフの疑心暗鬼👹がすごい。。

まったりカードゲームいいですよ。

メンバーの好きな映画3選!!Part-3

好きな映画3選シリーズ、パート3です!

今回はTさんの3選!

1本目は『バジュランギおじさんと、小さな迷子』

出典:https://eiga.com/movie/82542/photo/
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「嘘がつけないインド人のおじさんが、喋れないパキンスタン人の迷子を家に返してあげようとがんばる話。 インド・パキスタンが仲悪いので、嘘がつけない・喋れないという縛りによってハラハラ展開。景色の美しさとスリル・踊り・音楽・笑い・涙の全部のせ。」とコメントしていただきました。

日本でも昨今インド映画が話題となっていますね!
宗教観の違いという一見重めかしいテーマを扱っていますが、軽快なミュージカル要素や個性的なキャラクターたちによって非常に見やすい作品になっています!
はじめてインド映画を見る方にはとくにおすすめしたい作品かもしれないです!登場人物のキャラクター性や思想、ストーリー展開も分かりやすく、コメディ要素も多いのでミュージカル映画として心地よく見れると思います!
映像は序盤からとても華やかで、美しい山脈の風景から続いて赤を基調とした華やかなパレードとミュージカルなど賑やかなシーンが多いです!ミュージカルシーンの完成度はさすがインド映画!といったところ。ダンスの一体感や演出、見ているとなんだか元気になれます!

ただ日本人からすると劇中の宗教、宗派というものを意識して日々を過ごしているインド圏の人々は少し馴染みない感覚かもしれません。多神教という点で日本神話と共通点もありますが、ヒンドゥー教(とくにラーマ神、ハヌマーン神)の宗派について少し調べてから作品を鑑賞することで文化背景を知れて、ストーリーの理解が深まると思われます。次いで、パキスタンとなぜ対立しているのか、「インパ分離」についても事前に把握しておくことをお勧めいたします。それらを知った上で鑑賞することで、主人公らの行動原理と、いかに困難なことを彼らが行おうとしているかが理解できて、より一層作品を楽しむことができることでしょう!

異なる宗教観を持つもの同士の溝というのは古く在り、争いがある度に理解の手段が論じられてきました。
本作品の主人公パワン(バジュランギおじさん)は自身の信仰にかたく従事し清く生きることを貫いてきました。そんな彼が自分と正反対に位置するシャヒーダ(小さな迷子)と関わることは面倒極まりなく、避けたい事柄ですが、それでも良心の呵責に耐えかねたパワンはシャヒーダを助けることを選びます。彼女と旅に出ることでパワンは自身の中の先入観や偏見に改めて気づくようになります。信仰に沿って真っ直ぐに、素直に、正直に生きてきた分、その外側に在る物事に対する見方というのは凝り固まってしまうものなのでしょう。自身のもつ固定観念を旅先で出会う人々によって少しずつ改められていった彼は、他者のもつ信仰に尊重の念を抱くようになります。だからといって彼自身の信仰が揺らぐというわけではなく、自身の信仰を守ることと異なる信仰を尊重することは成り立つということを彼は最後に体現しました。その姿勢はたしかに周りに伝わり、影響を与えるに至ったのです。「人と人とは理解し合える」という使いまわされ続けた綺麗事ですが、宗教観の入り混じりがとくに複雑なインドだからこそ、このテーマを伝える重要性を理解しているのだと思えます。劇中、主人公に向けて「君のような人が両方の国にもっと増えたらいいのに」というセリフがありますが、そのような願いがこの作品の制作には込められているのだと強く感じられました。

アップテンポに進んでいく本作品、最後まで楽しんで見れた上で考えさせられることがしっかりと得られます!!

2本目は『黒猫、白猫』

出典:https://eiga.com/movie/44167/photo/

「展開がわーっとうまく最後にはうまくおさまって気持ちよくみられる映画。ユーモアとロマ音楽。」とコメント!
セルビアのロマンティック・ブラックコメディで、観賞後の満足感がとても高い作品!
タイトルに猫と置いてありますが、劇中での登場頻度は高くないのは注意点です。ただ猫以外にも動物が沢山出て来てとても賑やかなシーンが多いです!エミール・クストリッツァ監督の作品に登場する動物は何かしらの象徴として置かれていることが多いらしく、本作品にもメッセージ性を感じるような登場のさせ方をしたシーンが多いです。黒猫、白猫、豚、ガチョウに注目ですね!ガチョウの扱いの酷さには笑ってしまいました…!
登場するキャラクターたちの話に移りますが、一言で表せば全員「理性が蒸発している」でしょうか。本稿のPart-1に『RED』という作品を紹介し、キャラクターがぶっ飛んでるとコメントを書きましたが、比じゃないレベルです。ベクトルが違うとも言えますが、全員が圧倒的なまでに利己的に行動するので、彼らの素行に見慣れるまでに口が閉じることはないでしょう!また、コメディとは称していますが、舞台となる地域特有の固定観念から脱却しようとする主人公らと、それに縛られ、呪いのように巻き込もうとする周りの構図は閉鎖的村社会へのアンチテーゼを真正面から描いているとも感じられました。
猫といえば自由奔放、思うがままに生きる動物です。劇中の彼らも思うがまま生きている者ばかりで、運命の相手と添い遂げたい、ギャンブルに明け暮れたい、祖先に呪われたくないから身内を早く結婚させたいetc…と周りの後先など考えず自分のしたいことをする色んな猫、動物がいます。では、タイトルの「黒猫、白猫」は誰と誰のことを指しているのでしょう、彼らの衣装に注目ですね。
何よりこの作品は構図や色彩がとても綺麗に描かれているシーンがいくつもあり文字通り絵になるような見栄えです!!
そして最後、エンドロールに入る前のカット、あるワードが表示されるのですが、これがなんとも面白い。ブラックコメディなだけあって最後の最後にこれは皮肉なのではないかとニヤッとしてしまいますね!!

最後は『霧の中のハリネズミ』(霧に包まれたハリネズミ)

出典:https://eiga.com/movie/76386/gallery/2/
(C)2016 F.S.U.E C&P SMF

「不朽の名作アニメーション。やわらかい線・テクスチャのキャラクターやコマアニメだからこその可愛らしい動き。ハリネズミがはっとした顔がかわいい。」とのこと!
ロシア(ソ連時代)で製作された短編アニメーションで、多層のガラス面に切り絵を配置する独自の手法で描かれています。
初見時にはトーンの低い雰囲気に不気味さを感じたり、霧の中で起こることに音響も加わってドキドキします。森の中の霧を巧みに表現されていて、ハリネズミのCVも呟くような声量で喋るため、作品をとても近い距離で感じられる気がします…!
そして霧の中で出会う美しいもの、変なもの、親切なもの、どれもが幻想的で可愛らしく作られていてとても愛らしいです。
最後にハリネズミの友人が登場すると、なんだか見ているこちら側まで落ち着くというか、肩の力が抜けましたね。
先日モスクワ地下鉄では本作品監督のユーリー・ノルシュテインさんの80歳を記念したデザインの交通カードが発行されるなど、今でも愛され続けている作品のようです。

以上Tさんの好きな映画3選でした!

どの作品も色彩遣いが素晴らしくアーティスティックですね…!!
GYROのメンバーはみなアートアニメが好きで話も大変盛り上がりました!!
作品によってみれる媒体に限りがありますがどれもおすすめです!機会があれば是非ご覧ください!

Adobe MAX2021 佐藤可士和セッションを聞いて

https://www.adobe.com/jp/max.html

Adobe MAXで佐藤可士和さんのセッションを聞きました。国立新美術館で開催された「佐藤可士和展」も見に行きましたが、お話をちゃんと聞くのは今回が初めてです。

デザインの世界は、以前は広告・プロダクト・グラフィック・UIなどのデザイン分野の間に壁があり、それぞれのデザイナーは、自分の専門領域以外は別の世界のこと、という意識が強かったと思います。

しかし、UXという考え方が浸透してきたくらいの時期から、その壁が低くなってきたと思います。デザイン分野の壁に限らず、デザイン以外の領域にも及ぶ、柔軟な取り組みの必要性を感じることが増えました。

今回のセッションは、そういった意味でも、共感できる話題が多くありました。

佐藤可士和さんは、「ふじようちえん」の事例では、半年かけて全国の幼稚園をまわり、「幼稚園とはどういうものか」をまず知ることからはじめ、幼稚園の本質とは何かを考えていったといいます。

そこで得た気づきから、「遊具がおいてある=幼稚園」ではなく、建築自体が幼稚園の本質を表すことができるよう、園舎を巨大な遊具に仕立てていく、という構想を立てるに至ったそうです。

対象となるものは異なりますが、このデザインプロセスは、私たちが医療機器のデザインをするときのプロセスに非常に似ていると思いました。

まず現場をとにかく調べること、本質が何かを考えること、依頼主がどうしたいのか、言葉に表現できない部分の要求事項も読み取ること。

依頼主にとってはあたりまえすぎて、気づいていない強みを引き出したり、深い部分の問題点を考えたりするところにも共通点を感じました。

セッション最後の「自分の心が動いていないと人の心は動かせない」という言葉はクリエイターなら誰もが大切にしたい言葉です。

思いを込めて、自分ごととしてデザインしなければ、良いものはできません。

対象が違っても、デザインの基本は同じ。今後さらに従来のデザイン領域はシームレスになり、それに対応できなければ、生き残るのは難しい。そんなことを感じたセッションでした。

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